心療内科の概要とは?

心療内科ってどんなところ?

「もしかしてこころの病なのかな?」と感じた時、どんな医療機関を受診するべきでしょうか?「メンタルヘルス」という言葉の認知度が高まり「自分もそうかもしれない」と思い当たっても、いきなり精神科の門をくぐるのはちょっと抵抗がある、という人には「心療内科」をお勧めします。では「心療内科」とはどのようなところなのでしょうか?まず「精神科」と「心療内科」の大きな違いですが、前者が強い不安やイライラ、幻覚や幻聴などのような「心の病状」そのものを診る医療機関であるのに対し、後者は、朝起きることができない、動悸やめまい、息苦しさがある、下痢や頻尿が続くなどの「心に起因する(かもしれない)からだの不調を含めた病状」をも総合的に診る医療機関になります。

心療内科は敷居が低い?

心の不調もからだの不調も両方あることがはっきりしている場合はもちろんなのですが、内科を受診したけれど原因がわからず症状の改善が見られない、不調が続くといった場合は、迷わず心療内科を受診することをお勧めします。逆に、からだに不調はあるけれど心因性なのか自信がないという時は心療内科の受診は不向きなの?と心配になりますが、実際はそのようなことはありません。心療内科の看板を掲げていても、心の病も診てくれる医療機関がほとんどですので、いきなり「精神科」にかかるよりは手軽で敷居が低い感じがするのも事実ですよね。心療内科ではからだの症状を改善するための投薬はもちろん、専門医によるカウンセリングなどと併用して心の症状を改善する投薬も行ってくれます。ただ、「総合的」であるために、中には軽い病状にしか対応できないところもありますので、事前に電話などで症状を伝え対応可能かどうかをリサーチして病院を選びましょう。